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パスカル・アモワイエル
パスカル・アモワイエル
パスカル・アモワイエルは、音楽教育を受ける以前の幼少期より、ピアノの即興能力
を開花させていた。科学系のバカロレア(大学入試受験資格)を取得後、17歳で音
楽の道に進む。パリ・エコールノルマル音楽院にて学士号を取得し、
1992
年にピア
ノと室内楽のクラスで第1等賞を獲得。同年、メニューイン財団、シフラ財団より奨学
生に選出され、パリで行われた若いピアニストのための国際コンクールで第1位に
輝いた。ジョルジュ・シフラ、ラザール・ベルマン、アルド・チッコリーニ、ピエール・サ
ンカン、ダニエル・ブルメンタール、チャールズ・ローゼンのもとでも研鑽を積んだ。
2005
年、フランスのグラミー賞に相当する「ヴィクトワール・ド・ラ・ミュージック」より、年間
最優秀新人器楽奏者賞を授与された。ベルリン・フィルハーモニー・ホール、パリのシ
テ・ド・ラ・ミュジーク、サル・プレイエルや、ブリュッセル、アムステルダムを始めとするヨー
ロッパ主要都市のホールはもとより、北米、カナダ、ロシア、中国、日本にてリサイタルを
開催。ソリストとして、パリ管弦楽団(共演
DVD
をリリース)、リール国立管弦楽団、モンペ
リエ国立管弦楽団、ブルガリア国立放送交響楽団、モスクワ国立交響楽団などと共演。
2009
年、『リスト:詩的で宗教的な調べ』が、独仏共同テレビ局アルテによって、
5
点の最優秀録音のひとつに選ばれた。
2010
年にはネルソン・フレーレ、マルタ・
アルゲリッチに並び、『ショパン:ノクターン全集』 によりワルシャワ・ショパン協会
のディスク大賞を受賞。同年に作曲家として、バンク・ポピュレール財団の奨学
生に選出された。フランス共和国政府より、芸術文化勲章シュヴァリエを受章。
www.pascal-amoyel.com