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カミーユ・トマ
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ジュリアン・リベール
ジュリアン・リベール
ジュリアン・リベールのピアノ演奏は、オペラや室内楽、管弦楽曲、そして鍵盤のために書かれ
た数々の偉大な作品に触れて育んできた音楽への愛を、誠実に反映している。音楽教育家ジャ
ン・ファシナに師事した後、マリア・ジョアン・ピリスのもとで充実した研鑽を積んだ。ピリスからの助
言と支援は、リベールの価値観に深い影響を与えつづけている。
これまでソリストとして、ミシェル・タバシュニク、オーギュスタン・デュメイ、ジョージ・ペーリヴァニア
ン、ジョシュア・ワイラースタイン、エンリケ・マッツォーラ、クリストファー・ウォーレン=グリーンらの指
揮のもと、ブリュッセル・フィルハーモニック、ベルギー国立管弦楽団、フィラルモニー、シンフォニ
ア・ヴァルソヴィア、新日本フィルハーモニー交響楽団等と協奏曲を共演。
優れた室内楽奏者でもあるリベールは、オーギュスタン・デュメイ、カミーユ・トマ、フラン
ク・ブラレイ、マリア・ジョアン・ピリスらと共演を重ねている。またロレンツォ・ガットとは、
2015
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年シーズンより、ベートーヴェンのソナタ全曲演奏を行っている。
ブリュッセル王立音楽院にてダニエル・ブルメンタールに師事。エリザべ-ト王妃音楽大学では
アソシエート・アーティストとして、アルテミス弦楽四重奏団から指導を受けながら、室内楽に取り
組んでいる。これまでアルフレッド・ブレンデル、ドミトリー・バシキーロフ、ユラ・マルグリスからも助
言を得た。
2008
年、ヨーロッパの最も将来性のある若手奏者に与えられるユヴェントス賞を受賞。
2010
年に
はベルギー音楽批評家協会より、年間最優秀若手音楽家に選出された。
2013
年、ベルギーのク
ラシック・ラジオ局Klaraで年間視聴者賞に輝く。
ブリュッセル在住。趣味は、読書、水泳、良質のドラマの鑑賞。音楽はこれを聴こうとする意志
をもつ人々に変化をもたらしうる、という信念のもと、数多くの社会活動にも関わっている。
www.julienlibeer.net