33 グザヴィエ・フィリップス | ローザンヌ・ソロイスツ 弦楽器のみで演奏されるこの編曲版は、どのように響くのですか? 当然、原曲とは違います。全体としては、やや厚みを欠いた響きとなっています。とはいえ、ど のような音色が用いられようとも、ピアソラの本質的な響きは損なわれません。どのような 楽器で演奏されようとも、バッハの音楽がバッハの音楽であり続けるのと同じように。その点 において、私たちがピアソラの様式を見失うことは決してありませんでした。私たちは、この 協奏曲の解釈に不可欠なあらゆる要素、とりわけ様々な特殊奏法をどのように鳴らすべき かを考慮しつつ、徹底した準備を行いました——私は奏者たちに、「チチャーラchicharra」 (テールピースと駒の間の弦を弓で擦る奏法)、特殊なピチカートやグリッサンドなどの弾 き方を指導しました。
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