LDV146

アストル・ピアソラの紛うかたなき音楽語法は、今や世 界中で広く知られ、真の普遍性を獲得している。カルロ ス・ガルデルの後を継ぎ、1950年代にタンゴを刷新し たアルゼンチンのバンドネオン奏者/作曲家ピアソラ は、この音楽ジャンルに新たな美学的アイデンティティ を授けた。その強烈な力強さで舞曲の枠を超えたピア ソラのタンゴは、彼のあらゆる音楽創造の礎となるに 至った。ピアソラの音楽に挑む演奏者たちは、ブエノス アイレスの「バリオ(地区)」で産まれた大衆芸術とヨー ロッパの芸術音楽の邂逅が生んだ独特な作曲様式を 体得しなければならない。この様式への理解を深めな がら、グザヴィエ・フィリップスとローザンヌ・ソロイス ツは、ブエノスアイレスの魂が息づく憂愁と高揚の音楽 との情熱的な関係を育んだ。

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