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56 ブラームス ∙ ピアノ協奏曲第1番ニ短調作品15 メス国立管弦楽団 1976年に創設されたメス国立管弦楽団（旧称：フランス国立ロレーヌ管弦楽団）は、フ ランス北東部に位置するアルスナル·ホールのレジデント·オーケストラであり、メゾンと称 される楽団所有のホールでリハーサルをおこなっている。 芸術監督·兼·音楽監督を務めるダヴィド·レイランに率いられた72名の楽員たちは、地元グ ラン·テスト地域圏およびフランス国内外で年間約85公演を届けている。“地方国立管弦楽 団”の肩書きをもつ楽団は、2016年から、メスが誇る3つのホール（アルスナル·ホール、バ ム、トリニテール）とともにメス音楽都市（シテ·ミュジカル=メス）を形成しており、あらゆる 層の観客·聴衆を対象に、さまざまなジャンルの音楽および舞踊をあつかう野心的なプロジ ェクトを展開している。楽団は、芸術文化関連の教育活動、文化の普及、多様な市民には たらきかけるソーシャル·インクルージョンに何よりも重きを置きながら、メス·メトロポール および地域圏の中心的存在として、音楽に縁遠いひとびとや児童を対象に数々の活動をお こなっている。 メス国立管弦楽団は、メス市、グラン·テスト地域圏、メス·メトロポールからなる混成事務 組合により運営され、金銭的支援を得ている。またフランス文化省下のグラン·デスト地域 文化振興局（DRAC）からも金銭的な援助を受けている。