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グザヴィエ・フィリップ グザヴィエ・フィリップは、国際コンクールで次々に賞を獲得した後、巨匠ムスティスラフ・ ロストロポーヴィチと決定的な出会いを果たした。以来フィリップは、長きにわたりロストロポ ーヴィチとの関係を深めながら、彼のもとで演奏の腕を磨いた。すぐさま世界屈指の舞台 で頭角を現したフィリップは、ニューヨーク・フィルハーモニック、ワシントン・ナショナル交 響楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、シカゴ交響楽団、パリ管弦楽団などの名門オーケ ストラからソリストとして招かれてきた。 これまで、尊敬してやまない師ロストロポーヴィチはもとより、リッカルド・ムーティ、ヴァレリ ー・ゲルギエフ、クリストフ・エッシェンバッハ、ジェームズ・コンロン、マレク・ヤノフスキ、ウ ラジーミル・フェドセーエフ、イオン・マリン、ヘスス・ロペス=コボス、ウラディーミル・スピヴ ァコフ、クルト・マズア、パーヴォ・ヤルヴィ、ジョナサン・ノット、リュドヴィク・モルロー、ジャ ン=マリー・ゼイトウニら、著名な音楽家たちの指揮で演奏している。 室内楽にも重きを置くフィリップは、シュロモ・ミンツ、フランソワ=フレデリック・ギィ、テディ・ パパヴラミ、ジャン=マルク・フィリップ=ヴァルジャベディアン、ダヴィド・グリマル、エマニ ュエル・シュトロッセ、イーゴリ・チェトゥーエフらと共演を重ねている。 ソリストとして活動するかたわら、2013年からローザンヌ高等音楽院シオン校で教授を務 め、後進の指導にも励んでいる。使用楽器は、1710年製のマッテオ・ゴフリラー。 52 オッフェンバック
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