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50 ブラームス _ ピアノ五重奏曲 ヘ短調 作品34 / 8つのピアノ小品 作品76 華々しい活動を繰り広げている エルメス四重奏団 は、ヨーロッパはもとより、世界各地で公 演を行っている。4人はとりわけ、アメリカ合衆国で定期的にツアーを行っており、これまで ワシントンのケネディ・センター、ニューヨークのカーネギー・ホールを始め、アメリカ国内の 一流コンサートホールで演奏を重ねてきた。 エルメス四重奏団は、師との決定的な出会いを通じて成長をとげた。彼らは、ラヴェル四重 奏団、イザイ四重奏団、アルテミス四重奏団のもとで研鑽を積み、共に音楽性を育んでき たのである。4人の若きメンバーたちは、ベルリンでエバーハルト・フェルツからも薫陶を受 けた。さらに後には、巨匠アルフレッド・ブレンデルからも深い影響を受け、現在もブレンデ ルのもとで定期的に学んでいる。 エルメス四重奏団に授けられた数々の賞には、批評家賞の“年間最優秀新人音楽家賞” (2014・15年度)、メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭の“ノルトメタル・アンサンブル 賞”(2013年)が含まれる。2011年には、権威あるジュネーヴ国際コンクールで優勝。こ のほか、2010年のFNAPEC国際室内楽コンクール、2009年のリヨン国際室内楽コンクー ル、2012年のニューヨーク・ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションでもそれぞ れ第1位に輝いている。 エルメス四重奏団は、2012年から2016年まで、エリーザベト王妃音楽学校(シャペル)のレ ジデント・アーティストを務めた。また2015年から、バンク・ポピュレール財団ならびにパリの シンガー=ポリニャック財団から支援を受けている。 エリーゼ・リュウの使用楽器は、フランス楽器基金より貸与されたダヴィッド・テヒラー製作の ヴァイオリン。オメール・ブシェーズは2016年8月から、ソシエテ・ジェネラル音楽メセナより 貸与されたジョセフ・ガリアーノ製作(1796年製)のヴァイオリンを使用している。
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