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63 ヴァシレナ·セラフィモヴァ | アルデオ四重奏団 常に驚きをもたらす打楽器奏者、ヴァシレナ·セラフィモヴァ…… 故郷ブルガリアで父に師事し、パリ国立高等音楽院で学び、ニューヨークのジュリアード 音楽院で研鑽を積んだセラフィモヴァは、国際コンクールへの出場、電子音響音楽インス タレーションへの参加、カーネギー·ホールでのマリンバ·ソロ演奏、グザヴィエ·ヴェイヤ ンのイマーシブ(没入型)展覧会「スタジオ·ヴェネツィア」(ヴェネツィア·ビエンナーレ)へ の協力など、多彩な活動を展開している。どんな音楽も—バッハも、クセナキスも、ミニマ ル·テクノも—彼女の魅力にはあらがえない。 ARDミュンヘン国際音楽コンクール、シュトゥットガルト世界国際マリンバ·コンクー ル、TROMP国際打楽器コンクールでの優勝/入賞を果たしたセラフィモヴァは、受賞経験 を足がかりに活躍の場を広げ、コンサートの舞台を音の実験工房へと変貌させてきた。 ソリスト、即興演奏者、室内楽奏者、作曲家、教育者であるセラフィモヴァの活動は、種々 のジャンル、表現形態、大陸を横断している。コネソン、ヨツォフ、エンコ、小林祥恵ら、現代 作曲家の作品の初演を任されており、五重奏、デュオ、オーケストラとの共演、ソロ·リサイ タルなど、演奏形態もさまざまである。ジャズ·ミュージシャン、ブルガリアの合唱団、弦楽 四重奏団、サウンド·デザイナーなど、コラボレーションのパートナーも幅広い。 ブルガリアとフランスの音楽祭の芸術監督、およびローザンヌ高等音楽院の教授を務める セラフィモヴァは、ヴィブラウェル社で自身のマレット·シリーズも開発。生気に満ちた自由 なパーカッション、今日の世界を体現するパーカッションの擁護·普及に励んでいる。 使用楽器はアダムス、使用マレットはヴィブラウェル、そしてとりわけ自分自身を奏でて いる。

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