55 ヴァシレナ·セラフィモヴァ | アルデオ四重奏団 この物語性のある、「視覚的」とさえ言えるヴィジョン—モノクロ映画『レディ·ビー·グッド』 のサウンド·トラックを思い起こそう—が、ブルガリアの変拍子(11拍)のリズムが加わる 《魅惑のリズム》(1924)の編曲を通して私たちを驚かせる。ちなみに、初期の録音の一つ ではハワイアン·ギターが用いられ、その独特な音色が、すでに聞き手を別の音世界へと いざなっていた。 本盤に収められている《チャイニーズ·ブルース》の録音は、ジョージ·ガーシュウィンによ る演奏(ピアノ·ロール:1916)が伝える雰囲気、リズム、熱狂を蘇らせる。 同じく1924年に作曲された歌曲《ザ·マン·アイ·ラヴ(私の彼氏)》は特大のヒットを記録 し、《ストライク·アップ·ザ·バンド》(のちに削除)や《レディ·ビー·グッド》(同)など、数々の ミュージカルに挿入された。今日に至るまで、同曲の約1000種類ものアレンジが録音さ れている!
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