47 エヴァ·ザヴァロ | クレマン·ルフェーヴル 14歳で、パリのサル・プレイエルにて、サー・ジョン・エリオット・ガーディナー指揮ロンドン交 響楽団とソリストとして共演。以来、世界各地の多数のオーケストラと舞台を共にしている。 プラハのルドルフィヌムにて、ショーソン《詩曲》とラヴェル《ツィガーヌ》を演奏。アラン・アルテ ィノグリュ指揮パリ管弦楽団と共演したベートーヴェン《三重協奏曲》は、フランスのTV番組 シリーズ「Fauteuils d'Orchestre」で放送された。フェイサル・カルイ指揮ベアルン地方ポー 管弦楽団とも幾度も共演を重ねている。2019年には、カンマーアカデミー・ポツダムとの共 演でベルリン・フィルハーモニー・ホールへのデビューを果たし、モーツァルトとバッハの協奏 曲を演奏した。2021年3月には、ジュリアン・マスモンデ指揮パリ管弦楽団との共演によるサ ン=サーンス・プログラムでフィラルモニー・ド・パリ・ホールにデビューした。 同時代の音楽の紹介にも力を入れるザヴァロは、これまで多数の新作の初演を任されてお り、そのうちの数曲は彼女に献呈されている。アラン・パリ指揮ハンガリー交響楽団との共演 で、20世紀の作曲家ピエール・ヴィスメール(Pierre Wissmer)の《ヴァイオリン協奏曲第2 番》を録音。室内楽にも情熱を注ぐザヴァロは、2023年から、ピアノ三重奏団「トリオ・エリオ ス」のメンバーとしても活動している。 ソメ・ミュジコ・グシュタード音楽祭(スイス)、メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭、ベル リン・コンツェルトハウス(以上、ドイツ)、エヴィアン国際音楽祭(フランス)などでは、ピアニス トとのデュオ・リサイタルを開催し好評を博している。 貸与されている使用楽器“Le Bel Inconnu”は、ニコロ・アマティとアントニオ・ストラディバリ の名器の特性を兼ねそなえたイタリア製のヴァイオリンである。
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