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ダヴィッド·セリグ ダヴィッド・セリグは、献身的で類まれな音楽家であり、幅広いジャンルに精通している。 熱意と才能に溢れるソリスト、室内楽奏者、声楽伴奏者として、世界的なキャリアを築いて いる。 オーストラリアのメルボルン生まれ。1976年にパリへ移り、パリ国立高等音楽院でアルド・ チッコリーニに師事。ピアノ、室内楽、音楽美学のクラスで1等賞(プルミエ・プリ)を得たの ち、ジェフリー・パーソンズとグイド・アゴスティのもとで学んだ。シドニーとハーグの国際コ ンクールで入賞。後者(伴奏コンクール)をきっかけに、歌手のエリー・アーメリングやヤル ト・ファン・ネスら、著名なアーティストから薫陶を受ける機会に恵まれた。 コンセルトヘボウ、カーネギーホール(リサイタル・ホール)、シャンゼリゼ劇場など、世界屈 指のコンサートホールでリサイタルを開催。若い頃から情熱を注いできた室内楽に身を捧 げ、キャリアを積んできたセリグは、声楽家のフェリシティ・ロット、クリスティアンネ・ストー テイン、フランソワ・ル・ルー、イングリット・ペリューシュ、サンドリーヌ・ピオー、キアラ・スケ ラート、マディ・メスプレ、ナタリー・シュトゥッツマンからピアノ伴奏を任された。またこれま で、フィリップ・グラファン、ジュリエット・ユレル、レジス・パスキエ、ヴァレリー・ソコロフら、多 くの器楽奏者たちと共演。長年にわたりデュオを組んでいるチェロ奏者ゲイリー・ホフマンと は、世界各地で共演を重ねている。 世界屈指の国際音楽祭から招かれ演奏するかたわら、ピアノ、声楽、室内楽のマスタークラ スを開き後進の指導にも励んでいる。船上で繰り広げられるパリの音楽祭“レ・ジュルネ・ロ マンティーク(Les Journées Romantiques)”では10年間、監督を任された。熱心な教育 者でもあり、2011年からリヨン国立高等音楽院の伴奏科で教授を務めている。 67 ゲイリー・ホフマン | ダヴィッド・セリグ

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